6月にセットしていたラエトゥスミヤマの産卵セット。
割出したら、44個も採卵でき、楽しい採卵となりました。
ラエトゥスミヤマクワガタの飼育情報といえば、こちらが有名だと思いますので、
まずはそちらを見たついでに、ニシバブリードの記事もお読みください。
ラエトゥスミヤマクワガタについて
当ブログでは、ビークワ75号に記載の情報をもとにしています。
- 和名:ラエトゥスミヤマクワガタ
- 学名:Lucanus laetus
- 分布:中国(四川省、雲南省、重慶市、湖北省、河南省、貴州省、陝西省)
上記、四川省を中心にしていますが、分布は中国の広い範囲のようです。
また、現時点のネット上で検索できる情報から、現地では普通種であるようです。
こちらでも言及されていますが、通常それほどの高値ではない、
ということではないでしょうか。
2021年、このブログ執筆時点(2021年7月)ですでにWDが複数回、
またヤフオクでも、野外品が出ていますが、
ペアで、2万~4万程度となっているようです。
ちなみに、私は、年始にトリオを購入しました。相場の倍くらいでした。
今回の生体について
- オス:49mm
- メスその1:フリー(未計測)
- メスその2:フリー(未計測)
- 累代:WF1
- 産地:中国 四川省 雅安
ヤフオクにて、トリオで購入しました。
今は飼育をやめられてしまっていますが、マット飼育でヤバいサイズを出されるあの方から購入しました。
産卵セット
割り出し前の産卵セットの状態です。
もともと、全面に水苔が敷いてありましたが、
半分ほど、なくなっています。
坑道がちらほらみられるので、期待ができます。
今回の産卵セットは、こちら。
- ケース:コバエシャッター中
- マット:Nマット+黒土(8:2)
※黒土は、事前に篩にかけたものを使用
※Nマットは、そのまま
※気持ち、黒土の配合量を減らしています。 - 詰め方:特に特殊性なし。コバシャ底5cmは、固詰め
固く詰めた層より上は、トントン+手で押さえるくらいの圧で調整 - マット上部:水苔を引き込み、産卵床を形成し、
そこに産卵する、と言われているので、水苔は多め。 - 水分:普通
- 温度:21度~23度
※温度帯ですが、ネット上にはさまざまな温度帯での産卵結果があります。
※26度くらいでもよく産卵していたとの記事あり。(こちら) - ゼリー:プロテインゼリー
私はNマット愛用者ですが、マットをえり好みする種ではないようです。
クワプラの微粒子マットや、そのほかの完熟っぽいマットに
黒土ブレンドでだいたいOKのようです。
ただ、twitterを見ていると、なかなか産まない、
マットを変えたら産み始めた、などありますので、
合わないマット、というのはあるかもしれません。
採卵
産卵セットを崩していくと、上記のように、
水苔によって、産卵床が形成されています。
慎重にくずしていくと高い割合で、卵が産み付けられています。
多くは1個ですが、今回は2個がありました。
多くはこのような形で産み付けられていますが、
水苔なくマットにそのまま産み付けられている場合もあります。
ケースの底5cm程度の固く詰めた層に産み付けられていることが
ほとんどでした。
今回は合計で44個、すべて卵で回収。
採卵後の管理について
回収した卵はコバシャ小で
ふ化までまとめて管理します。
44個中、どれくらいの割合でふ化してくるか、楽しみです。
産卵セットと同じ温度帯で管理です。
まとめ
- おそらく、多産である
- それほど、産卵が難しい種類ではない
今シーズンは複数のショップで野外品が販売されていましたので、
成虫の価格も落ち着いてくるのではないかと、予想しています。